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    佐藤クンのお茶中田英寿/に・ほ・ん・も・の外伝 で紹介されました。    
    後藤奈々さんの陶器の扱いを始めました     

2016年07月07日

軽井沢にて その3

二日目の見学会です。




軽井沢集会堂
三越社長、朝吹常吉ら日本人有志14名の出資によって
大正11年に建設され、日本人軽井沢クラブの
拠点となっていた建物です。




亜武巣山荘(アームストロング山荘)
カナダ人女性宣教師のミス・アームストロングの所有していた
山荘です。
後に、日本に帰化し亜武巣マーガレットを名乗ったことから、
「亜武巣山荘」と名付けられました
2階建てのように見えますが、
実は、



3階建てです。
当時はここから軽井沢の町が一望できたそうです。
今では樹々に囲まれ想像もできません。



ペイネ美術館もそうですが内部の造りが
とても質素です。
それというのも基本的には夏の3か月を
過ごすための建物なので、真冬の事は
考えられていない建物です。
軽井沢が避暑地として利用されていたからだと
思います。




現在、売りに出されている建物です。
他にも数件あるそうです。






初日に行った軽井沢タリアセン内にある睡鳩荘
これもヴォーリズの設計です。
ログハウス風の外壁で内部も住宅のように
作られています。
帝国生命や三越の社長だった朝吹常吉の別荘として
建てられました。

軽井沢にはまだまだ素敵な建物が多くあります。
そしていろいろな歴史もあります。
ぜひ訪ねてみてはどうでしょうか。



ヴォーリズレーン



犀星の径

このようにいろいろな小道があって
いろいろな歴史があります。
  

Posted by kameyama at 11:48Comments(0)建築

2016年06月30日

軽井沢にて その2

駅前の宿泊先に車を置かせてもらって
そこから会場まで約2キロ歩きます。

せっかくなので表通りではなく、
裏通りを歩いてみました。




木々の間を歩いていきます。
あぁ~軽井沢だなぁ、と
感慨にふけっていましたが、
後ほど軽井沢の歴史を聞くと
その昔は中山道の宿場町で
野原だったそうです。

雨宮敬次郎という人が木を植えたそうです。
知りませんでした。





大会の会場の軽井沢ユニオンチャーチです。
1987年(明治30年)にダニエルのノルマンにより
創立されたそうです。
現在の建物は1918年(大正7年)にヴォーリズの
設計で建てられた建物です。




その向かい側にあるのが
軽井沢会テニスコートクラブハウスです。
今の天皇と皇后がともにテニスをされた場所です。




交流会の万平ホテルです。
いつか泊まってみたいものです。
  

Posted by kameyama at 19:49Comments(0)建築

2016年06月24日

軽井沢にて その1

ヴォーリズ建築文化全国ネットワーク in 軽井沢に
参加してきました。

この会は、全国にあるヴォーリズ建築にかかわる個々の団体があつまる
全国大会です。
北海道から九州まで様々な団体があり、交流と情報交換をしています。




その中には当然建築に携わっている方々もいますが、そうでない方が非常に多いことに
驚かされます。

こんなにも人々から愛されている建物も建築家もほかにはいないのではないかと
思います。

ヴォーリズさんの話をしておいてなんですが、
軽井沢についてまず向かったのが
軽井沢タリアセンにある『ペイネ美術館』






この建物はアントニン・レーモンドという建築家が
夏のアトリエとしてたてた建物をです。
現在はレイモンド・ペイネの美術館として使われています。

その昔、僕がまだ学生だった頃
東京の設計事務所でアルバイトをしていました。
その設計事務所でこの建物の移築設計しました。
その時に僕もお手伝いした建物なので、とても懐かしいです。
  

Posted by kameyama at 17:03Comments(0)建築

2016年03月21日

うだつ

うだつが上がらない

の「うだつ」ってなにか知ってますか。

うだつが上がらないって最近あまり聞かななったと思いますが、
ひと昔前には、出世しないとか、地位が上がらないなどの
事について、「うだつが上がらない」と言っていました。

その「うだつ」って建物のある部位から来ているんです。





これが「うだつ」です。

隣の建物からのもらい火を防ぐためのものです。

屋根からニョキっと立ちがっています。
これによって火事の延焼を防いだと言われています。

構造的にも余計なものを取り付けるので、それなりに費用が
かかります。
なので「うだつ」を作れるのは、お金のある家や
地位の高い人の家などになります。

さらにこの「うだつ」を高く豪華にすることで、
富を競ったとも言われています。

かつては宿場町や街道沿いに残っていたのですが、
最近ではみる事が少なくなってしまいました。

そんな「うだつ」の残る街並みを保存しているのが
美濃市にある「うだつの上がる街並み」です。

ぜひ訪れてみてください。






当時を思わせる街並み




旧今井家の通り土間




コントラストが美しい屋根の連なり


うだつの上がる街並みを楽しむ公式ホームページ
  

Posted by kameyama at 18:21Comments(0)建築

2016年03月18日

心斎橋大丸 原図展 図録



昨年末惜しくも閉店してしまった
心斎橋大丸

W.M.ヴォーリズの設計による百貨店
とても素敵な建物でした。



心斎橋大丸 原図展の図録です。



心斎橋大丸は大正11年から昭和8年まで4期にわたって
建築された百貨店です。

内装はとてもモダンなダンスホールを思わせる造りで
とてもきらびやかでした。

とても残念ですが耐震強度上の理由で取り壊されてしまいます。

少しでも多くの方に
心斎橋大丸の魅力を知っていただきたく
当店でも図録の販売をさせていただけることになりました。


一度手に取ってご覧ください。
当店で1部¥2,000にて販売しております。







ヴォーリズさんの設計室展
こちらもお取り扱いしています。
1部¥350です。






外観



クジャクのモニュメント



エレベーターホール



売り場



階段手摺モニュメント



階段


心斎橋大丸の一部の写真です
今後このような建物が作られることは
とても難しいのではないかと思います。

こころの片隅にでもずっと残しておきたいと思います。

  


Posted by kameyama at 11:18Comments(0)建築

2015年07月07日

宇津ノ谷の七夕




宇津ノ谷の七夕

宇津ノ谷はまちで七夕の飾りつけをやっている。
静岡では清水の七夕が有名なんだけど、

宇津ノ谷の派手さのない手作りの七夕も
なんか感じがいいね

昔はよく見られた風景だけど、
最近はなかなか見れない。

ずっと続けてほしいと思います。
  


Posted by kameyama at 23:13Comments(0)建築

2014年09月25日

時の流れ

神長官守矢資料館

建築家藤森照信が初めて設計した建物

と言っても、藤森先生は当時すでに建築史家として

すでにご活躍され僕も何回か講演を聞きに行ったことがあった。

天竜の秋野不矩美術館も藤森先生の作品である。





この建物が完成したのが平成3年
その年の夏に見学に来た。

23年も経つのだなぁ と思った。

思ったほどの劣化もなく、外壁の杉板の変色と

クマザサの成長が時の流れを感じさせた。

神長官守矢についてはググって欲しい

  

Posted by kameyama at 13:04Comments(0)建築

2014年06月02日

近江八幡 その8

ハイド記念館です



みなさんもよくご存知の
メンソレータム社の創始者による
寄付で作られた建物で2003年まで幼稚園
として利用されていた建物です。

メンソレータムを日本で販売したのもヴォーリズです。







屋根の重なりが美しい


今回はこのハイド記念館にて行われる
ヴォーリズ建築連続講座の第一回目『ヴォーリズ建築の教育空間~保育と園舎~』
に参加するために来ました。

ヴォーリズの建築物は使う人のための建築という思想のもとに
作られています。
幼稚園にもその考え方による設計がなされています。

園児だけでなく、先生(保母さん)や親御さんにも配慮した
設計です。

明るく、衛生的で柔軟性のある平面計画

言葉で書くと簡単ですが、なかなか難しいです。
もっともっと勉強しなくちゃです^^;





これにて近江八幡紀行はおしまいです。


町をあげてヴォーリズ建築を大切にしている
近江八幡市に感謝です。

それ以前に多くの人たちが自分の町を好きになり
愛して町を、行政を動かして今の近江八幡があると
思います。

静岡もそんな町になれたらいいな、と思います。

静岡にもヴォーリズの設計した旧マッケンジー邸と旧英和女学院宣教師館が
あります。

ヴォーリズ建築を感じてみてください。

いいな、と思ったら、ぜひ一度近江八幡へ行ってみてください。




  

Posted by kameyama at 11:45Comments(0)建築

2014年05月29日

近江八幡 その7

次は



アンドリュー記念館
特別公開中の2件めです。
早くに昇天されたヴォーリズの親友の
ために建てられた建物で、ヴォーリズ建築の
第一号です。




次はヴォーリズ記念館です



ヴォーリズ夫妻が暮らした家です。
現在は記念館として利用されています。







事前に予約をすれば
中を見せてくれるようです。




旧八幡郵便局
近江八幡を拠点とするヴォーリズ建築保存活動は
ここから始まった
発見当時は屋根に穴が開き、畳は溶け
正面のアーチも無かったようです。

市民の活動によって寄付金を募り
少しずつ直していき、今のかたちを取り戻しました。
いまだに手を入れているそうです。






一粒の会


今日はここまで




  

Posted by kameyama at 19:50Comments(0)建築

2014年05月23日

近江八幡 その6

やっと今回の目的の

ヴォーリズ建築の登場です。



今回特別公開されている2件のうちの
1件めです。

建築家ウィリアム・メレル・ヴォーリズが近江八幡で最初に設計した建物
ウォーターハウスです。




吉田邸
ウォーターハウスの横に建つ建物




形の不揃いなレンガを積み上げた塀
温かみを感じます。




ダブルハウス
名前のとおりの2世帯住宅
レンガ積みの壁で区切られているようです。

反対側から見ると



こんな感じです。


では、今日はここまで

  

Posted by kameyama at 14:46Comments(0)建築